プログラマを目指すには何を勉強したらよいか
- 2016/6/17
- ソフトウェア開発
- 未経験が勉強するべき言語
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問題解決の方法を勉強するべきである
知恵袋に、「私はプログラマになりたいです。何を勉強したらよいですか?」とかいう質問をよく見かける。
たいていは「C言語」だと回答されているが、かなり大雑把な回答かなと思っている。
なぜなら、「C言語」メインの案件は、全体の2割程度くらいだという印象がある。
転職サイトの求人でも、C言語メインの会社というのは非常に少ない。
たいていオブジェクト指向のJAVAやC#、まれにVB.NETなどがメインで求人が出ている。
ただ、それらの言語を一生懸命勉強しても、その言語を使ったプロジェクトに配属されるとは限らない。ほとんどの場合、勉強した言語と異なる言語を使用しているプロジェクトに配属されるだろう。
私もそうだが、言語を勉強するというのは、その言語を使用する案件を目指すのではなく、オブジェクト指向を学んだり、if文やfor文、メソッドを使用してアルゴリズムの組み方をマスターするということだと思っている。
仕様書を見て、この問題を解くにはどのようにプログラムを組めばよいか?
これが重要なのである。
どんな問題でも解けて、仕様書の要件を満たすプログラムを作れます。
このようなスキルがあると、ソフト開発の仕事に就けるかもしれない。
あと、知恵袋の回答に、全くと言っていいほど出てこないが、重要な言語がある。
この言語は、できると喜ばれる言語だが、だれもが軽視している言語である。
それは「SQL」である。
SQLは、データベースとデータをやり取りするための言語で、これが使えないと業務ソフトは作れない。
工場の生産管理システムも、店舗の商取引システムもデータベースが必須である。
だから、面接で「JAVAできます」「C言語できます」とどや顔で言っても、実際に現場に配属されると、データベースから仕様書通りのデータを取得できずに、スキル的に使い物にならず。
退職していく人が多い。
SQLはシステム開発には欠かせない言語である。
あと、理解力をつけておくことがいいと思う。
同じプロジェクトで、様々な会社の人間が様々な仕様書を書いている。
わかりやすいものから、わかりにくいものまで。なんか日本語の意味が分からないものまで、様々な仕様書を見なければならない。
仕様書の矛盾点を見つけ、設計者に問いあわることなどもしなければならない。
ただ言語ができるだけでは、ソフト会社で勤務している年月は無駄なものになるだろう。
まとめると。
勉強すべきなのは。
・オブジェクト指向言語でアルゴリズムの学習
・実践的なSQLの学習
・理解力を高めるトレーニング
である。
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